一般社団法人日本能率協会(以下、JMA)は、多様な人材の採用を進めています。
アルムナイ採用(自社の退職者を中途採用する人事施策)もそのひとつです。
経営・人材革新センター、カスタムソリューショングループ所属の吉見宇史も、アルムナイ採用の一人です。
2012年にJMAに入職し、2023年に退職。その後、2024年に再び入職しました。
現在の担当している業務やJMA入職の経緯を聞きました。
企業の課題に合わせたソリューションを提供
- 現在、担当している業務について教えてもらえますか?
-
経営・人材革新センターのカスタムソリューショングループに所属しています。お客様の課題を解決するためのソリューションをご提供することが主な業務になります。
企業の課題は様々です。例えば、「次世代経営者の育成」や「新規事業に向けた人材教育」「コンプライアンス意識の徹底」など、多方面に及びます。私は、そのような各社様の課題に合わせた研修を企画し、ご提供しています。
JMAでは、様々な企業様が同時に参加する集合型研修(公開セミナー)も実施していますが、カスタムソリューショングループでは、各社様内のみでおこなうクローズドの研修となります。
- どのような業界の企業様が多いのでしょうか?
-
ご提供している研修の内容自体が非常に幅広いものなのですが、お客様の業界も非常に幅が広いです。私がご担当しているお客様も、食品メーカーから製薬業界、インフラ系企業など、多岐に渡っています。いずれも業界をリードする企業様ばかりです。
産業界に貢献する仕事
- 吉見さんが最初にJMAに入職を希望した理由は?
-
一般的な企業では、取引先はその業界の企業に限定されることがほとんどですが、JMAの場合は様々な企業、業界の方とお仕事ができるということで、その点に強く惹かれました。また、「産業界に貢献する」という理念に共感したことも大きな理由です。
様々な業界の企業様と仕事をすることができて、さらに産業界全体にも貢献できる。社会に対してインパクトを与えることができる業務であることに魅力を感じて、入職を希望しました。
JMAでは「産業振興」「経営革新」が大きな目的となります。そのことを常に心に留めて、仕事に取り組んでいます。
- 入職して、希望通りの仕事をすることはできましたか?
-
そうですね。業界にとらわれずに様々な企業・団体の方と、課題解決に向けて取り組むことができました。
お客様のお困りごとを解決することが目的となるのですが、課題によっては社会課題の解決に取り組むこともあります。そのような課題に取り組むことは一般企業ではできません。ですので、非常に大きな充実感を感じることができました。
「JMAって、実は凄かった」
- JMAを一度退職されて、2024年に再び入職されます。その理由は?
-
退職後に、一般的な事業会社に入社したのですが、そこでJMAの良い点を再認識したことが理由です。JMA退職後、ベンチャー企業に入社し、その後、大手製造メーカーの人材開発を担う企業に転職しました。
ハンズオンで事業部の人材育成や課題解決に関われるという点では、やりがいや面白みはありました。一方で、かつてのような外部との接点は少なくなり、組織としても、比較的内向きな思考が強かったように感じます。また、企画や研修プログラムの策定における自由度や柔軟性、意思決定のスピードも、JMAと比べてしまうと正直やりづらさがありました。
もしかすると、転職を考えている方の中には、新たなアイディアが浮かんでも、それを実行に移すために承認に時間がかかったり、場合によっては許可自体がおりなかったという経験をしたとがあるかもしれません。
JMAではお客様や産業界の課題を解決するために、それぞれの担当者に高い裁量権が与えられ、かつ、組織として、可能な限り早く・適切な意思決定をするための仕組みになっています。
このおかげで、自律的に業務を遂行することができます。その点が多く企業様との違いであり、JMAの魅力のひとつだと思います。また、他にはない、幅広いネットワークや豊富な資源を活用することができることもJMAの魅力だと思います。著名な有識者や経営者の方々を招聘することもできます。アイデア次第で、様々なつながりや価値提供をすることができ、他にはない環境がJMAには整っています。
他社で働くことで、JMAでの業務に対する自律度・自由度の高さや一人ひとりの裁量の大きさを再認識し、「JMAって、実は凄かったんだ」と感じました。
退職時に上司や先輩から「戻ってきたいと思ったら言ってね」とおっしゃっていただいていたことも、再入職の理由のひとつです。退職者に対しても、広い門戸を開けていただいたおかげで、再び、就くことができました。
私は、出戻りの立場になりますので、多少不安はありましたが、職場のみなさんも非常に暖かく迎え入れていただきました。そのおかげで、スムーズにジョインすることができました。「戻ってきてくれて、ありがとう」とさえ言ってもらえたことは、本当に嬉しかったです。
外部の経験や能力が必要
- 今後の目標を教えてください。
-
担当している業務の専門性をさらに高め、より良いソリューションをお客様に提供したいと考えています。まだ手を広げていない領域にも果敢に挑戦していきたいです。
例えば、IT技術の活用です。データドリブンな課題解決という面では、まだまだ大きな可能性があります。
また、日本国内のみならず、世界での活動にも取り組みたいです。コロナ発生前には、海外研修や海外視察のニーズが高く、私もお客様と一緒に海外に行っていました。最近、また、海外での活動が盛り上がってきていますので、グローバルでの展開に対しても挑戦していきたいです。
- JMAでの仕事に興味を持っている方へ、メッセージをお願いします。
-
JMAが今後10年、20年と、さらに成長し、変化していくためには、社外での経験を積まれた方の力が必要です。新たに入ってくる方もそうですし、アルムナイ採用者も非常に重要だと思います。
社外での様々な環境や多様な経験を持つ方々が仲間となり、化学反応を起こしていくことで、JMAを変え、その先にある産業界を変えていく原動力になると思います。
是非一緒に仕事ができればと思います。