絶対に妥協できない一線 2019/04Tweet
アサヒグループホールディングス
泉谷直木 氏
泉谷直木 氏
「モグラ叩きのチャンピオン」では足りない
企業経営は家と同じで、屋根と柱と、基礎の3つが不可欠です。
屋根はビジョン、柱は戦略、基礎は組織力にあたります。これらが三位一体にならなければ、企業も家も長続きしません。
どうすれば現場は動いてくれるか
ここでのポイントは「見える化・わかる化・できる化」です。屋根(ビジョン・理念)と柱(戦略)と基礎(組織力)が大切だ、変化が必要だと、経営者が理念を叫ぶばかりでは現場に届きません。むしろ、経営者自身が率先して動き、「見える化・わかる化・できる化」を果たす。すると、社員の受け止め方も変わります。
当社は過去にも〇〇計画、〇〇改革と、さまざまな取り組みを行ってきました。それぞれ価値のあるものだとしても、現場の社員からすれば、「またか……」なのです。そう思った瞬間、頭はフリーズし身体も動きません。「またか……」ではなく「あれっ!」という驚きや感動をもたらす仕掛けができて、はじめて現場は動き出すのです。